数日前、彼岸花で有名な九品寺へ行ってきました。
九品寺には彼岸花の群生があり、近くにある一言主神社と合わせて散策する人も多いです。この一帯、田んぼの畦道に彼岸花が綺麗に咲き並んでいます。
この九品寺、去年もそうなのですが、以前からカメラマンの撮影マナーの悪さでかなり問題になっています。
彼岸花の群生の中に立ち入っての撮影や、夜中の騒音(車のアイドリング、大きな声での会話)、無用なお寺への問い合わせなどなど、そのマナーの悪さに地元住民からはこの彼岸花の群生を無くそうという声もあがったほどです。
特に昨年はメディアにも取り上げられ、かなり話題になっていたので今年は大丈夫だろうと思い行ってみました。
残念ながらマナーの悪さに絶句。。。
九品寺に行く前に他の場所で撮影していたので、到着したのは少し遅めで午前3時半頃。すでに多くのカメラマンで彼岸花の群生地は囲まれていました。
あまり良い位置ではありませんでしたが、少し端っこのほうが空いていたのでそこで待機することに。
待機中、年配のカメラマンの大きな声での話し声がかなり気になりました。これだけの群生を目の前にしてテンションが上がるのも分かりますが、もう少し周囲に配慮して欲しいものです。正直かなりうるさかったです。
またフラッシュを焚く人に対する大声での注意、そして極めつけは群生の中に三脚を突っ込んで撮影している人もいました。
マナーは決して良くなく、悪いとしか言いようがありませんでした。非常に残念です。
しばらくして日が昇り、周囲が明るくなるとさらに残念が光景が。
持ち込んだ三脚や脚立が無造作に放置され、その放置された脚立で彼岸花が倒されて踏まれた跡がありました。
結構、無残な光景でした。
肝心の撮影はというと、待機していた場所が良ポジションではなかったのでほとんど撮影せず、陽が昇って人が少なくなってから中央付近に移動して少し撮影しました。
朝日を浴びた曼珠沙華。
彩度を触らなくてもこの赤色。何というか地獄のような赤というか、燃えるような赤というか、やはり群生は迫力があります。
こちらは縦構図で。
手前の曼珠沙華から奥までしっかりとピントを合わせたかったので、写真5枚を深度合成しています。ここに太陽の光芒が加われば良かったのですが。
今回は愚痴ではないけど、あまり良くない内容を書かなきゃいけない記事となってしまいました。各地にある風景、絶景は地元住民の方や自治体が絶え間なく手入れをしてくださるからこそ成り立っていると思っています。そこを撮影させてもらっている以上、なるべく痕跡を残さないようにしないといけないと思います。そこはちょっと登山と考え方が似ていると思います。
不用意に採取したり枝を折ったりしない、もちろんゴミは持ち帰る。
そしてなるべくならその地域にご飯でも温泉でも何でもいいので、お金を落として行くのが大切なのかなあと思います。
コメント