今年は非常に暖かく、桜が一気に開花しました。思っていたよりも早く開花、満開を迎えたため、バタバタしたカメラマンもたくさんいたことでしょう。
私も例外ではなく、そのバタバタした一人です。本当に予定を狂わされました。
しかもどこもかしこもほぼ同時に見頃を迎えたもんだから、見ごろ(撮影)の期間が本当に限られてしまいました。吉野山なんかは良い例だったと思います。本来なら約一ヶ月かけて下から順番に咲いていくのですが、千本、中千本、上千本の一部がほぼ同時に見頃を迎えたので、桜のピークはほんの数日でした。ただ同時に咲いたので見渡す限り満開というレアな光景を見ることができたらしいので、その期間に訪れた人はラッキーだったかもしれませんね。
私はそんなレア案件の吉野山へ行かず、奈良県の南部にある桜並木を撮影してきました。
ここは以前から撮りたかった場所で、リフレクションも狙えるし、天気が崩れて霧が出るとそれはもうヨダレもんの景色が拝めるわけです。
今回は週間予報を見てもしばらく天気が崩れそうな気配はないので、リフ狙いで行くことにしました。ただ気になったのは、風が少しある予報。でもまあ、何とかなるというか、このタイミングで行かないと満開のピークを逃してしまうので「行く」選択肢以外は考えられませんでした。
平日ではあったものの、念のため夜中着になるように自宅を出発しました。が、到着するとガラガラ。
少し車で仮眠をして日の出一時間前に撮影ポイントへ。
「カメラマン何人いるかな〜」と思いながら歩いていくと、まさかの0人。
結局、こんな絶景だったのに誰も来ずで貸切でした(笑)
これはインスタ 用に1:1で切り取ったものです。
やや風があって完リフとまではいきませんでしたが、まずまずリフってくれています。
撮影中、この上の写真では切り取って写っていませんが、奥にある自販機の明かりがかなり強力で厄介な存在でした。
この写真では奥の自販機が確認できると思います。現像でかなり処理をしましたが、なかなかの曲者です。
日の出近くになるとまた風が強くなり、綺麗なリフレクションを撮ることができませんでしたが、少しのリフと花筏とが織りなす面白い写真が撮れました。この強い風で散り始めていたようです。
本当に桜って儚い。。。
こちらは望遠で抜いた写真です。まだ風が強かったので綺麗なリフではありませんでしたが、水面に反射した桜の木と桜色になった水面がとても美しいです。個人的にはこれが一番気に入ってます。
風が強いし、霧も出ていない中途半端な条件でしたが、次は霧が出たところ撮ってみたいと思いました。
撮影後、この付近をロケハンも兼ねてウロウロして、またお昼前に戻って色々撮りましたが、今回ご紹介するのはこの3枚にとどめておきます。
平日ということもあったのかも知れませんが、カメラマンがほとんどいなくて穴場でした。奈良県では結構有名だと思っているのですが(笑)
天気次第でかなり凄いのが撮れそうな場所なので、今後も要チェックな場所ですね。
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