奈良県にある小墾田宮跡。
小墾田宮は「おはりだのみや」と読みます。読みにくいですよね。
ここは田に水が張られる6月頃、カメラマンで賑わいます。
撮影した日は元々小墾田宮に行く予定ではなかったのですが、何となく空が焼けそうだったので急遽予定を変更して行ってみることにしました。
結構ギリギリな時間に到着したので、そこにはすでにたくさんのカメラマンがズラリと並んで撮影していました。
適当な隙間を見つけて三脚をセッティングし、日が傾くまでぼんやりとその風景を眺めることに。
私は撮影の時にいつも心掛けていることがあって、それは「撮影に夢中になり過ぎない」ということ。
というのは、
すごい絶景なんだけど、「残っているのは画面越しの写真とファインダーから見た景色しか記憶にない」というのはあまりにも寂しすぎるからです。
その景色を見て、その空間、時間に自分の身を置いているということを全身で受け止めて実感することが大切だと思っています。
この時もすでに空は焼け気味で、明日香という歴史ある地で遥か昔を想像しながら眺めていました。
小墾田宮という場所は、
まだまだ不明な点も多いですが、昔推古天皇が住んでいたとされる皇居跡です。
ちょっとした歴史的なロマンを感じながら撮影できるのがこの小墾田宮跡です。
この日は本当によく焼けてくれました。
少し残念だったのは田に張られた水に藻みたいなのがたくさん浮いてて綺麗にリフしてくれなかったことくらいでしょうか。
でも素晴らしい夕焼け、景色に巡り会えました。
刻一刻と空の色合いが変わっていきます。
この空のグラデーションがたまりませんね。
あっという間に爆焼けタイムが終了。久しぶりにこんな空を見ることができました。
この近くには稲渕の棚田や、細川の棚田もあるので棚活にはもってこいです。
夕暮れは方角的な問題もあって細川が人気ですね。
また後日ご紹介したいと思います。
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