久しぶりの更新となってしまいました。最近バタバタと忙しく、令和に突入してからまだ撮影に行けておりません(泣
そんな訳で今回は普段使っている登山装備の記事でも書こうかと思いました。まあ要するに記事にするネタ写真が無いということです。
山に登ると非日常的な絶景を拝めることも多いので、写真と同じく登山も趣味にしている人が多いような気がします。私もその内の一人です。
今回は私が使用しているテントについて少し書こうかと思っています。
使用しているテント
私は現在アライテントのエアライズ1を使用しています。
なぜアライテントのエアライズを選択したかというと、一番「無難」なテントだからです。あとは自立式、ダブルウォールという点です。設営も簡単ですし、最もバランスのとれた使いやすいテントだと思っています。
エアライズは1〜3までのサイズラインナップがあり、私は一番軽いエアライズ1をチョイスしました。撮影機材を余分に背負って重いので、こういうところで少しでも荷物を軽くするためです。
アライテントのエアライズをチョイスした理由としてはこんな感じです。
- 設営が簡単
- 自立式
- ダブルウォール
- そこそこ軽い
- 信頼度
エアライズ1が1人用(最大2人)、エアライズ2が2人用(最大3人)、エアライズ3が3人用(最大4人)ですが、重量を多少犠牲にして快適さを求めている人はソロでエアライズ2を使っている人もいたりします。その辺はどこに比重を置くかで変わってくると思います。
エアライズのモデル比較
モデル | 重量 (本体+フレーム+フライシート) |
設営サイズ |
エアライズ1 | 1360g | 間口100×奥行205×高さ100cm |
エアライズ2 | 1550g | 間口130×奥行210×高さ105cm |
エアライズ3 | 2070g | 間口185×奥行220×高さ115cm |
エアライズのメリット
簡単に何点かエアライズのメリットを挙げたいと思います。
個人的なポイントとしてはやはり設営と撤収が簡単なところでしょうか。
長年蓄積された確かな技術がある
日本の山岳気象を長年考え抜かれて作られたテントで、職人が国内でハンドメイドしています。
テント泊登山をするとアライテントの使用率の高さにビックリします。アライテントからは「RIPEN」というブランド名でエアライズ、トレックライズなどを販売し、ICI石井スポーツからは「PAINE」というブランド名でG-LIGHT X(生産終了)などが販売されていました。
その使用率の高さから、アライテントの良さが認められると思います。
設営・撤収が簡単
これはかなり重要で、特に撤収時に雨が降っているとその有り難みが分かります。雨の中、撤収に時間のかかるテントはストレスになります。
短辺入り口なので風に強い
これはエアライズに限った話ではありませんが、エアライズは短辺側に入り口があるため長辺入り口に比べて風に強いです。
短辺入り口は風に強いというメリットの他、狭い所でも設営が可能、雪山での設営ポイントが多いというメリットもあります。
オプション品で厳冬期も使用可能
オプション品の外張りを使えば雪山でも使うことができます。
他にも専用のグランドシートや前室を広く確保するDXフライなどもあります。
エアライズのデメリット
非常に使い勝手の良いエアライズですが、デメリットも少なからずあります。
個人的には許容範囲なんですけどね。
自分のテントを見失う
これはもう有名な話です。エアライズを使っている人がとにかくめちゃくちゃ多いんですね。
例えば紅葉時期の涸沢なんかに行くと超絶人が多くてテント村ができるんですよ。その数ざっと1000張を超えるなんて言われたりもします。
トイレに行って戻って来たものの、同じテントがたくさんあって自分のテントが分からない。。。ということが実際起きるワケです。迷子というか、ある意味遭難ですよね。
なのでテントにシールを貼ったり、ガイラインに何か目印になるようなものを吊るしたり、またはレアなテントを貼っている人の隣にテントを設営したり、このデメリットを自覚している人は何らかの対策をしています。ちなみに私はシールを貼っています。
まあこれだけエアライズの数が多いってことは、誰もが認める良いテントだとも言えるんですけどね。
前室が狭い
前室、めちゃんこ狭いです。
これは短辺入り口の弊害とも言えるでしょう。短辺入り口のテントは長辺入り口のテントと比べて前室が狭いです。これは構造上仕方のないことなのかなと。
前室が狭いため雨が降った時の自炊に困ります。が、このテントの場合は無理に前室で調理するよりテント内で自炊した方が良いです。(その場合は換気をしっかりとしてください)
前室はオマケ程度と考えるのが良いでしょう。
ストーブ置くとこんな感じ。この上にクッカーなんてとてもじゃないけど乗せられない。
シェラカップでギリギリ。ヘタこいたらフライシートを熱でやってしまいそうで怖い。
エアライズをプチカスタマイズ
さて、ここからがこの記事の本題です。
エアライズに元々付属しているガイラインと自在はちょっと使いにくいため、別で購入したダイニーマコードと三角自在に換装します。
これが元々付いているガイラインと自在。
純正のガイラインでも何ら問題はないのですが、少しでも使いやすくするためにこのガイラインと自在を交換します。
上が今回換装するマウンテンダックス製の2mmダイニーマコード。非常にしなやかで扱いやすいです。
下が純正のガイライン。純正は3mmです。多分。
いきなり換装後の写真ですが、こんな感じに交換します。
このダイニーマコードは反射材も織り込んでいるため、夜間ライトを当てるとガイラインが光ります。これって結構重要で、夜間に自分、または他人にガイラインを足で引っ掛けられるリスクが減少します。
写真の通り、地面(ペグダウンした方向)に向かって自在を引っ張ってガイラインの長さを調整する感じになります。地面の方へ引っ張るため、最適なテンションをかけることができます。
しかし、純正ではこれが逆なんですね。つまり地面からテント側に向かって自在を引っ張ることになるので、ペグダウンした逆方向の力をかけることになってしまいます。
テント→地面へ自在を動かすほうが理にかなっていますよね。
テント四隅にあるペグダウンループも純正から2mmのダイニーマコードに換装しました。
まとめ
テント泊登山の魅力は良くも悪くも山を体験できること。
暴風雨の夜はテントのポールが強風で折れないように夜通しテントの中から支えていたこともあったし、天気の良い晴れた夜はテントのチャックを開けたらそこはもうプラネタリウムみたいな星空だったり。
山を直で感じられるテント泊登山は本当に楽しいです。
個人的には大変使いやすく、気に入っているアライテントのエアライズ。ガイラインと自在の換装も簡単でさらに使いやすくなるのでオススメなカスタマイズです。
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